2018年1月28日日曜日

「anone」第3話のあらすじと感想:親に捨てられた少女と母になれなかった 女。ニセ札がお金では買えない真実の絆を生んだ!

昭和感溢れる独特な雰囲気が好き (#^^#)



「Mother」「Woman」に続く

坂元裕二脚本の人間ドラマ。

生きることの意味、

人が生きる上で本当に大切なものは

何かを問いかけ

真実の人間愛を見つけていく物語…



林田亜乃音(田中裕子)が燃やしていた

札束を裏金だと思った

持本舵(阿部サダヲ)と

青葉るい子(小林聡美)は

お金を盗もうと空き巣に入るが

辻沢ハリカ(広瀬すず)に見つかり

思わず拉致してしまう。



しかしカレーショップには

舵の幼馴染で本社の社員、

西海(川瀬陽太)が潜伏していた。



モデルガンを改造し、

自分をバカにした上司を撃って逃走中






毎年同じところを掘って埋め直す、

予算を使う為だけの意味のない工事を

担当していた舵。



後輩からは

「まともな神経だったら

普通イヤになりますよね、

男としてどうなんすか?」

とキツイ言葉…。



更に交際相手の女性からは

どうしても子どもが欲しいから

結婚前に検査を受けて欲しいと言われ

種がないことが判明…(-。-;

女性は去って行く。



会社を辞め、カレー店を継ぐが

絶対に儲かるとフランチャイズ契約を

西海に勧められた結果が今。




ハリカに気づいた西海に

親が裏金を隠していて盗もうとしたら

見つかり、連れて来たと話す舵。



西海は身代金を貰って逃亡しようと、

ハリカに拳銃を突き付ける写真を撮り

るい子を亜乃音の元へ向かわせる。



三人は連帯責任、

逆らったり逃げたり通報したら

残りの二人は打ち殺すと…。



丁度、電話してきたるい子の息子も

連帯責任に加えられる。



隙をみて何とかハリカを

逃がそうとするが、逃げない…



店に迷い込んだフェレットを

返して来ると出て行く西海。



拘束を解く舵に、

亜乃音は母親ではなく

自分はただのバイトだと伝える。



戻って来た西海は

拘束を解いた舵に逆上し殴りかかり…

モデルガンを奪ったハリカは

「放せ」と銃口を向けるが、

結局奪い返されてしまう (>_<)





弁当屋で働く中世古理市(瑛太)は

林田印刷所の元従業員。

亜乃音の姿を見かけ、声を掛ける。



お線香をあげたいという理市に

空き巣に入られたことを話す。



亜乃音が二階へ上がった隙に

何かの機器を盗み、

偽札が隠されていた穴を覗く理市…



妻子とは別の場所に住んでいて

磁気解析機やホログラムなど 

謎めいた機器を保管。

偽札づくりは彼の仕業だろうか?



理市を見送ったところへ

るい子がやって来る。

娘さんのことで話があると言われ、

二階に上げるが…話が噛み合わない。



深刻なトラブルに遭い

横浜の事務所に監禁されていて

慰謝料を要求されていると…。



うちにはお金なんかないし

娘は自分の助けを呼ばないという

亜乃音に写真を見せるるい子…



「彼女がトラブルに

巻き込まれたんですか?

その相手というのは?」



既に人一人撃っていて

追い詰められていて話が通じず

放っておくと多分殺されると…



「いくら必要なんですか?」


「二億円」(゚o゚;;



銀行に預けている夫の保険金、

一千万をおろしてくるから

自分の娘ではないが

それで助けて欲しいと。



舵は西海にハリカが娘でないことを

伝えるが、そこへるい子から

「交渉成立、一千万払う。」

とメッセージが届く。



驚くハリカ…。



だが、一千万円では足りないと

言われたと嘘をつくるい子 (-。-;



生活費くらいで、お金はないと言われ

「あのお金は?

あのお金があるじゃないですか。」


「彼女が話したんですか?」


「はい」



…印刷機を見せる亜乃音。

試しに刷ってみてと言われ

裏の白いお札を印刷する。



「これにホログラムとか

凹凸をつけることって

難しいことなんですか?

もし誰か印刷に詳しい人がいたら…」


首を振り


「あの子に何かあったら…」

とそれどころではない。



そこへ花房万平(火野正平)が

釣った鯵を届けに訪ねて来る。

今度釣りに行こうと誘われるが、

心ここにあらずの亜乃音は生返事 (^-^; 

意気消沈して帰って行く…。

好意を持っていたのか (^◇^;)



一千万で承諾され、

二時間後に人質と交換だと伝える

るい子。



亜乃音が銀行へ行ってる間に

何やら準備をする…(@_@)




「通貨偽造の刑期はご存知ですか?」

「無期又は三年以上の懲役。」

「じゃあ、お互いチャラってことで、

警察に通報は無しで。」



待ち合わせ場所の河原では…

ハリカを逃がす舵。

銃を突きつけられるが

「おじさんはいいから、逃げろ!」



でもやはり戻って来てしまう…。



到着した亜乃音は橋の上から手を振る

そしてお金を先に渡せと指示され、

るい子から渡された封筒を投げる。

ハリカを置いて走り去る西海と舵。



一人残されたハリカに駆け寄り

「もうビックリした。」

抱きしめる亜乃音。



「何でお金渡しちゃったの?

玲ちゃんじゃなかったんだよ、

私だったんだよ、知らなかったの?

…ごめんなさい。」


「何で謝るの?」


「お金。

私ただのバイトだったんだよ。」


「そうだね、何でだろうね…」



そこへ一万円札が…でも裏は白紙…。

見上げると橋の上にるい子の姿はなく


偽札に気づいた西海は車を停めろと。

そして銃を自分の頭に突きつける。



警察に捕まりたくない…

もう命令されたり

偉そうにされるのは嫌だ…

生きている意味がわからないという。



必死に止める舵。



「意味なんて誰にもわからないよ。」


「自分が居ても居なくても

どっちでもいい人間だって。

自分なんか消えてしまえばいいって

しょっ中思うんだ。」



仕事もなくなり、

家族もいなければ夢もない、

熱帯魚くらいしか話し相手がいない…



「もう四十五だ!死んでもいい!」


「違う、死んでもいいっていうのは、

生まれてきて良かったーって

思ったってことだよ。

そう思っていない内は

未だ死んでもいいってトキじゃない。

生きろ、生きようよ、

生きるってことは素晴らしいよ。」


「バカかなのか?」



自分は末期ガンであることを話す。



「何も残せないってわかってるよ。

居ても居なくても一緒って

わかってるよ。


でも諦めても諦めても

思っちゃうんだよね、

生きたいな~って。

生きるっていいなって。」



「すぐバレる嘘、言うな。」

舵を殴り倒す西海 (゚o゚;;



 偽札の封筒を掴み海岸へ向かって

歩き出す…

放置車を調べていた警官が

ポケットの銃を見て声を掛ける。



「モデルガンだから大丈夫ですって


自分の頭に銃を突きつけ


「弾、出ないって。」



発砲音を聞く舵。

拳銃による自殺を知らせに行く警官。

その様子をたまたま見ていた理市は

封筒を持ち去る…



本物のお札を持ってバスに乗っている

るい子。

るい子はこれからどうするのか?



亜乃音とハリカに生まれた絆が

嬉しかった。

二人の話し方やテンポが優しくて

好き。



「いつ恋」のような

昭和感溢れるところが

大人には嬉しい。



若者がワチャワチャしているドラマが

多い中、貴重な作品だ。

水曜日の夜が待ち遠しい。


anone 水曜22時 日本テレビ


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